- トップ
- 東京大学大学院
- 「味覚サイエンス」を含む授業
- 朝倉富子先生の「味覚サイエンス」の評価一覧
東京大学大学院
朝倉富子先生の「味覚サイエンス」の評価一覧
【東京大学大学院】朝倉富子先生が担当する「味覚サイエンス」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星4.0点、楽単度は星4.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。
arfunty さんの授業評価
| 学部 学科 | 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 |
|---|---|
| 担当の先生名 | 朝倉富子先生 |
| 授業種別 | ゼミナール |
| 出席 | たまにとる |
| 教科書 | 教科書なし・不要 |
| 授業の雰囲気 | - |
| テスト |
前期/中間:
レポートのみ 後期/期末: レポートのみ 持ち込み: 教科書ノート持ち込み可 |
| テストの方式や難易度 | - |
| コメント 授業の内容や学べたこと |
当研究室では、味覚に関する応用研究を行っています。味物質は、舌上にある味覚受容体で感知され、そのシグナルが味神経を経由し、脳に伝達されて味を認識します。しかし、五基本味(甘・苦・酸・塩・旨)を受容する受容体の中で、酸味と塩味の受容体はまだ明らかにされていません。我々は2006年に、酸味受容体の有力候補を発見し、この分野では世界をリードしています。この受容体候補が真の酸味受容体であることの検証を遺伝子改変マウスを用いて行っています。さらに、味細胞における酸味受容伝達機構の全体像や味神経との連絡などを分子的に解明しようと試みています。塩味受容体の同定にも挑戦しています。 食品のおいしさを測定することはとてもたいへんなことです。なぜならば、おいしさというのは、人の五感すべてで感じたものの総合判断によって決まるからです。さらに、味の評価は人による官能検査によって行われていますが、個人差や測定環境によって変動します。そこで、官能検査以外の科学的評価方法を用いて、味の相互作用や「こく」「厚み」などの「複雑な味の世界」を表現する系の構築を目指しています。また、香辛料は食品に味以外の風味や刺激を与えますが、これらの効果についても科学的な測定方法がまだありません。 苦味は最も忌避される味です。多くの有益な生理活性物質には苦味があるため、利用されないこともあります。また、食品の加工とくにプロテアーゼ処理の間に苦味が現れる場合があります。そこで、苦味を効率良くマスクする物質を食品成分からスクリーニングする研究に挑戦します。 |
| 授業を 受けた時期 |
- |
| 評価 |
|
(2010/04/09) [1148710]

