明治大学大学院

橋本雅隆先生の「ロジスティクス論」の評価一覧

【明治大学大学院】橋本雅隆先生が担当する「ロジスティクス論」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星5.0点、楽単度は星5.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

leo さんの授業評価

学部 学科 グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻
担当の先生名 橋本雅隆先生
授業種別 専門科目
出席 ほぼ毎回とる
教科書 教科書なし・不要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: テスト・レポート両方なし
後期/期末: テスト・レポート両方なし
持ち込み: テストなし
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと

ロジスティクスは,ミクロとマクロの視点から捉えることができるが,本講義では主としてミクロの視点,すなわち企業経営の立場から論じる。ミクロのロジスティクス・マネジメントは,物流の拡張概念であるとする流れと,「物事(事象)に向けた準備」の概念であるとする流れがある。前者の流れのロジスティクス概念は,現在ではサプライチェーン・マネジメント(SCM)の一部であるとされている。また,後者の流れのロジスティクス概念は,ライフサイクル・サポートとしてシステムの開発,運用,保全,廃棄,再利用に至るシステム支援のプロセス体系として確立されている。両者に共通する内容は,ある経営目標に向けての一連の活動プロセスに対するマネジメントの理論・体系とその仕組み(システム)であるという点である。本講義では,これらの両者を統合する拡張ロジスティクス論の立場から講義する。従来の経営学では,主として戦略と組織がその対象になってきた。
ロジスティクス論では,顧客価値の提供を実現する一連の活動とそれを実現する仕組み(これを事業システムという)自体を中心にすえ,これをロジスティクス・プロセスと見る。
ロジスティクス・プロセスには,事業(製品)の企画・開発,設計,生産準備,運用・保全,廃棄・再利用といった事業ライフサイクルサポート・プロセスと,原材料・部品の調達,生産,販売,物流,リバース・ロジスティクスといったSCMのプロセスの2つの軸から成る。このプロセス・アーキテクチャ,戦略にもとづく製品・サービスアーキテクチャ,組織アーキテクチャを統合した事業システム構造全体からロジスティクスの役割について考える。事業システムは,提供される顧客価値と競争優位性,投資採算性の確保,事業環境変化への対応の視点から評価される。
授業においては,事例の検討を通じて,事業システム設計の基本について理解することを目標とする。まず,物流,ロジスティクス,SCMに関する基礎的知識を習得させ,ロジスティクスに関する主要理論について理解させる。次に,事例を用いた参加型の授業によって意欲と関心を高めると共に,演習を通じて思考・判断の能力を高め,事業システム設計の基礎的能力を高める。
授業を
受けた時期
-
評価
充実
5
楽単
5

(2019/06/27) [3345551]

橋本雅隆先生の「ロジスティクス論」の授業

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