愛知県立大学

江口建先生の「哲学」の評価一覧

充実
5
楽単
5
【愛知県立大学】江口建先生が担当する「哲学」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星5.0点、楽単度は星5.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

はっち さんの授業評価

学部 学科 外国語学部(昼間主コース) 英米学科
担当の先生名 江口建先生
授業種別 専門科目
出席 たまにとる
教科書 教科書なし・不要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: レポートのみ
後期/期末: レポートのみ
持ち込み: テストなし
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと


 この世界が、すべて夢や幻だったら――私たちの人生が、すべて作り事だったとしたら――
 このような疑念に、苛まれたことはないだろうか。
 私たちは、普段、自分の人生をなにげなく「現実のもの」だと思っている。普通に暮らしている限り、「現実」を疑う場面に遭遇する機会は、そう多くない。
 だが、改めて「現実ってなに?」と尋ねられたときに、はたしてどれだけの人が「現実」をはっきりと定義できるだろうか。きみが見ている世界は、きみの「脳」が見せている幻覚ではないのか。きみのこれまでの人生は、じつは全て「夢」の中の出来事ではないのか。きみの大親友が、人工知能ロボットではないと言い切れるか。きみのご両親が、事実、きみのご両親だというのは本当か。《私》と《きみ》が見ている世界の光景が「同じもの」だと、きみはどうやって証明するのか。そもそも、きみは本当にこの世界に「存在して」いるのか。誰もが「私は私だ」と言うが、そのときの「私」とは一体誰のことなのか。
 このようなことを、大真面目に考えるが、哲学者です。なかでも「認識論」と呼ばれる思考様式は、まずもって私たちの「認識」の確かさを疑います。哲学史には、じつにさまざまな立場が存在します。「この世に確かな知識など存在しない」と主張する不可知論、「疑おうと思えば、何でも疑える」と考える懐疑主義、「絶対的な真理の基準など存在しない」と宣言する相対主義、「世界とは、それを認識する主体が生み出す観念である」と説く観念論、「それでも世界は実在する」と考える実在論――。
 しかし、他ならぬあなたは、どう考えるのか。
 「真実」とは何か、何が「本当のこと」なのか、「正しい」とはどういう意味なのか――ただ純粋にそれが知りたくて、誰に頼まれたわけでもなく一人きりで思考し始めてしまう人々が、古来、「哲学者」と呼ばれてきました。「真/偽」、「実在/非実在」、「現実/非現実」などの二項対立に関わるさまざまな問題をめぐって、一緒に哲学してみませんか?
 
授業を
受けた時期
-
評価
充実
5
楽単
5

(2014/04/29) [1546727]

江口建先生の「哲学」の授業

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