岡山大学

小林孝行先生の「社会学概説1」の評価一覧

【岡山大学】小林孝行先生が担当する「社会学概説1」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星4.0点、楽単度は星4.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

ミクスィ さんの授業評価

学部 学科 文学部
担当の先生名 小林孝行先生
授業種別 専門科目
出席 とらない
教科書 教科書なし・不要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: レポートのみ
後期/期末: テストのみ
持ち込み: 教科書ノート持ち込み可
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと

2008年前期に受講した時の内容について.

(1)授業
レジュメに沿っての授業.ドゥーイングソシオロジーという内容が主となります.板書が多いので,遅刻をすると板書が消されている可能性あり.

(2)成績評価・方法
レポートと試験のみで評価され,出席点はまったく考慮されませんし,出席も取られません.

レポートは,自らフィールドワークをすることで参与観察をし,それによって分かった事実を記し,それに関する自分の意見・考察を記すもので,ある程度の時間を要するもので,一朝一夕にはできません.レポートの説明も具体的とは言えず,説明を聞いた上で自分でしっかりと考えてレポートを仕上げなければなりません.その点では,レポートとしてはやや難しいと感じられるかもしれません.字数は2000字以上.参与観察ということなので,能動的な行動が求められます.また,自分で参与観察が可能な時間,機会を見つけなければなりません.
私は,デジタルミュージアムで行われた岡山戦災の写真展で,当時の状況についての聞き取り調査という形で参与観察を行い,レポートを作成しました.


試験は,「社会的問題について論ぜよ」という内容です.授業で扱った内容から任意に1つ選んで(たとえば,家族社会学,青年社会学,都市社会学など,それぞれの社会学からみた社会的問題について考え,それについて自分の意見・解釈を述べるようになります),それについて事前に参考文献を複数調べ,答案を作成し,試験のときのそれを持ち込んで答案に書き込みます.

問題提起と,参考文献などを調べたことで分かった問題に対する事実,それに対する自分の意見・解釈を,いかに具体的かつ論理的に,明確に述べられるかが重要となります.この試験は,いわば小論文と呼べるもので,論文をつくるための力を付けるには最適な試験と感じられます.参考文献を答案に用いる際には,忘れずに参考文献の書誌データを書いておきましょう.

私は答案を作る際は,家族社会学について取り上げ,家族社会学からみた社会的問題について考えました.その際,参考文献を10冊ほど読み,答案には参考文献を6冊ほど採用し,解答を作成しました.そのため,文章量は90分間フルに使うほどの量となりました.レポートを提出し,上記の答案を作成した結果,幸いにも優が取れました.

引用の仕方,文章の構成の仕方(特に論文形式の文章構成)が苦手な人,参与観察が苦手な人にはやや苦しいかもしれません.
授業を
受けた時期
-
評価
充実
4
楽単
4

(2008/09/01) [947539]

小林孝行先生の「社会学概説1」の授業

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