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関西学院大学
佐野先生の「ミュージアム文化論」の評価一覧
【関西学院大学】佐野先生が担当する「ミュージアム文化論」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星4.0点、楽単度は星5.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。
ま さんの授業評価
| 学部 学科 | 社会学部 社会学科 |
|---|---|
| 担当の先生名 | 佐野先生 |
| 授業種別 | 共通(一般教養) |
| 出席 | たまにとる |
| 教科書 | 教科書なし・不要 |
| 授業の雰囲気 | - |
| テスト |
前期/中間:
レポートのみ 後期/期末: レポートのみ 持ち込み: テストなし |
| テストの方式や難易度 | - |
| コメント 授業の内容や学べたこと |
伝統文化を保存する、文化遺産を顕彰する、文化多様性を推進する……このごろよく聞かれる言葉です。こうした行為、考え方は、一般に「良いこと」「美しいこと」として認識されていると言えるでしょう。しかし、文化が人々の間で自然に、無意識のうちに継承されている状態を離れ、意識的な維持・推奨、さらに公的な政策の対象となるとき、そこにはじっくりと検討してみなければならない多くの問題が発生しています。 この授業が目的とするのは、さまざまな事例を通じ、そうした問題を明るみに出して議論することです。授業タイトルにある「ミュージアム」の語は、狭義の博物館ではなく、文化に対するさまざまな作為の器として広義に捉えます。とりわけ、近年ユネスコを中心に進展著しい国際文化政策の領域では、文化を守るために国際社会の側から構築される制度と、地球上の各地で暮らす普通の人々が自らの文化を大切にしようとする思いとの間に、大きな矛盾が見られることがあります。このことは総じて、ある文化を「守る」「推進する」といった作為を施す資格を誰が持っているのか――文化は誰のものか――という問いにつながっています。授業では検討の素材として、そうした国際的な事例と日本の事例を合わせ、さまざまな現実の場面を取り上げます。 一学期間の授業は概ね、 1.「文化は誰のものか?」という命題を理解する 2.「文化は誰のものか?」という命題のもとで、これからの文化の「保存」と「活用」を考える 3.「文化は誰のものか?」という命題のもとで、「展示する」行為の政治性について考える という三段階の問題設定に沿って進めていきます。 |
| 授業を 受けた時期 |
- |
| 評価 |
|
(2017/05/10) [2505801]

