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関西大学
鷲原知宏先生の「哲学特殊講義」の評価一覧
【関西大学】鷲原知宏先生が担当する「哲学特殊講義」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星1.0点、楽単度は星4.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。
haru-haru さんの授業評価
| 学部 学科 | 文学部 総合人文学科 |
|---|---|
| 担当の先生名 | 鷲原知宏先生 |
| 授業種別 | 共通(一般教養) |
| 出席 | ほぼ毎回とる |
| 教科書 | 教科書必要 |
| 授業の雰囲気 | - |
| テスト |
前期/中間:
レポートのみ 後期/期末: レポートのみ 持ち込み: テストなし |
| テストの方式や難易度 | - |
| コメント 授業の内容や学べたこと |
本講義では、ハイデガー哲学を手がかりにして、上記のテーマについて考察する。ハイデガーは1955年の講演で、「現代の科学と技術の根本問題は、原子力のエネルギーが全てを壊滅させる危険性に対して、人類を安全にしておくことができるのかである」と述べている。この問題が現実のものとなった今、科学・技術・自然・人間の在り方をあらためて問い直す試みが多方面で行われ、さまざまな角度から問題が論じられている。とりわけ哲学からのアプローチに寄せられる期待は大きく、哲学研究には多くの問題が課されている。このような時代状況において、存在論の見地から技術の問題を論ずるハイデガーの哲学は、「科学技術の問題」と「哲学の可能性」を考察する手がかりとなりうる。ハイデガー哲学は、その根本においては人間の実存の仕方を鋭く問題にするものであったといえる。ハイデガー哲学の根本態度は、存在との関わりのなかでの人間の在り方を問うことである。ハイデガー哲学が根本において問題にしているのは、存在を問うという人間の在り方であり、その在り方とはどのようなものであるのかということである。『存在と時間』以来、ハイデガーは常にこの問題を自らに厳しく課している。講義では、以上のような解釈の立場から、ハイデガー存在論における科学と技術の問題の位置づけを明らかにし、後期ハイデガーにおいて展開された技術の問題を現代における問題と重ね合わせて考察していく。また、ハイデガーの思索の全体像を概観することによって、ハイデガー哲学の理解を深めるとともに、現在起きている科学技術の問題に対して哲学という営みは何ができるのか、何をなすべきなのか、その可能性を検討する。 |
| 授業を 受けた時期 |
- |
| 評価 |
|
(2013/06/06) [1460754]

