早稲田大学

加藤幹也先生の「表現・芸術演習32」の評価一覧

【早稲田大学】加藤幹也先生が担当する「表現・芸術演習32」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星2.0点、楽単度は星5.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

エナ さんの授業評価

学部 学科 第二文学部
担当の先生名 加藤幹也先生
授業種別 ゼミナール
出席 ほぼ毎回とる
教科書 教科書必要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: レポートのみ
後期/期末: レポートのみ
持ち込み: 教科書ノート持ち込み可
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと

〈作家希望の人にすすめるマニアックな知識獲得演習〉


講師はホラー作家であり、少女文学批評家でもある加藤幹也氏。氏は作家としては【闇の司】、評論で【無垢の力】【少女領域】をそれぞれ秋里光彦、高原英理、名義で活動している。

授業内容は前期と後期に分かれる。私の在席した年度は前半は江戸川乱歩の作品、氏の作品【闇の司】の精読、研究発表。後期はゼミ生の作品発表の形をとった。

授業内容はマニアックきわまりなく、またその焦点もホラー、エンタメにしぼってあるため、授業の脱落者は多いといえる。講師自身は純文学、エンタメの垣根のない人物。
だが、それを活性化させるのは生徒自身の力量である。この授業のニュアンスをしるためには講師の著作【闇の司】を参照されたい。
江戸川乱歩、横溝正史、また昨今ブームの和風ホラーゲームなどを聞いただけで、血沸き肉踊る性質をお持ちなら間違いない、お勧めである。
ホラーといわれる周辺は網羅できるだけでなく、業界こぼれ話、作家としての志など、アカデミック畑の大学教授からはうかがえない臨場感ある話がたっぷり拝聴できる。
私は氏のおかげで、自分の目指すべき小説の世界観がより広くなり、深まった。個人的にぜひお勧めしたいのは自分はホラーや、ミステリーに興味はない、と断言してしまうような学生である。ミステリーや、ホラーには読者にページを次々にめくらせるテクニックがちりばめられている。
作家をめざすならば、氏から数多くのものを学べると思う。私は卒業後も氏から進められたマニアックな作家の本を愛読している。
学生時代はさまざまなものに触れることで、自分の幅を広げてほしい。そのとき興味がないものでも、数年してその価値に気が付くことがあるように。
もし、ディープな世界を知りたいというのなら、ぜひお勧めである。   
授業を
受けた時期
-
評価
充実
2
楽単
5

(2005/05/13) [192369]

加藤幹也先生の「表現・芸術演習32」の授業

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