東京理科大学

加藤圭一先生の「数学特別講義5」の評価一覧

【東京理科大学】加藤圭一先生が担当する「数学特別講義5」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星5.0点、楽単度は星2.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

TOKYU さんの授業評価

学部 学科 理学部第一部 数学科
担当の先生名 加藤圭一先生
授業種別 専門科目
出席 とらない
教科書 教科書なし・不要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: レポートのみ
後期/期末: 授業無し
持ち込み: テストなし
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと

多次元フーリエ変換,波動方程式について学ぶ。

2017年度は波束変換を用いた偏微分方程式の解法が取り扱われた。これは加藤先生が開発した手法である。ネットで得られる情報は少なく,加藤先生または加藤先生の研究室の院生の論文しかヒットしない。

加藤先生の講義の特徴を挙げておこう。

①問を多く出す。チェックが容易な命題や不等式はレポートという形でもないが問として与えられる。同時にヒントもたくさん言ってくれ,ヒントどころかほぼ答えの時もある。これはレポート問題でもそうである。
②未習と思われる内容の説明。他の講義で扱われることは普通省略されるが,加藤先生の場合軽く説明してくれる。未習の場合は細かい部分は自分でフォローしないといけないが,既習の場合はよい復習になろう。
③レベルが高い。予備知識として加藤先生が想定しているものが多いのかもしれない。しかし解析学専攻なら常識のような内容だったり,高校でやってるはずの内容程度しか仮定されていない。本講義の場合はルベーグ積分論と L^p 空間に習熟していないと厳しい。ルベーグ積分論は3年次の積分論という講義で加藤先生から教わるが, L^p 空間は後期の解析学4で横田先生から初めて本格的に学ぶことになろう。しかし解析学専攻なら L^p 空間やソボレフ空間くらいは自習しておくべきである。

最後に注意点を挙げておこう。

①3年次までの解析学系の講義を履修すること。必修は当然として,選択科目である積分論,関数論,関数解析1,微分方程式論は必ず履修しなさい。
②解析学専攻でないと履修する意味が無い。代数学,幾何学,確率論に進む場合は,この講義を受けるより他にやることがあるはずである。
③ちゃんと勉強すること。試験は無いが試験よりむしろレポートの方が難しいということを忘れてはならない。レポートは時間をかけて取り組むものであるからその分よりよいものを作らないと評価されない。内容的に2週間くらいかけてレポートを作るべきであり,その気になれば締め切り前日に作れるなどと思ってはならない。そのようなレポートはプロの数学者が見ればすぐ分かる。長時間かけて作ったレポートに比べて明らかに不備が多いのだから。長時間かけてその程度なら解析学に向いていないと思った方がよい。いずれにしろ,ちゃんとしたものを作るにはそれなりの時間が要るのだということを覚えておきなさい。
授業を
受けた時期
-
評価
充実
5
楽単
2

(2017/09/06) [2616021]

加藤圭一先生の「数学特別講義5」の授業

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