広島大学大学院

滝本和広先生の「数理解析学基礎講義A」の評価一覧

【広島大学大学院】滝本和広先生が担当する「数理解析学基礎講義A」には、1件の授業評価が寄せられています。授業の充実度は星5.0点、楽単度は星5.0点です。会員登録・ログインをして、在学生による評価とシラバスの内容をもとに、授業の選択・履修登録の参考にしましょう。

ツツジ さんの授業評価

学部 学科 理学研究科 数学専攻
担当の先生名 滝本和広先生
授業種別 専門科目
出席 たまにとる
教科書 教科書なし・不要
授業の雰囲気 -
テスト 前期/中間: レポートのみ
後期/期末: テストのみ
持ち込み: 教科書ノート持ち込み可
テストの方式や難易度 -
コメント

授業の内容や学べたこと

年度ごとに内容が異なりますが、①関数解析学 ②フーリエ解析 ③偏微分方程式 のいずれかを扱います。③についてはわかりませんが、①、②については共通してルベーグ空間の基礎的な話から始まり、ルベーグ積分の極限交換の恩恵を感じつつL^p空間の完備性などの話を学びます。Banach空間、Hilbert空間論については増田関数解析に書かれた内容を把握しておけばとりあえず良い評定をもらえますが、講義は商Banach空間や直交補空間に関する定理の細かい条件などについても触れつつ非常に要領よく進むのでついていけば大変効率よく学ぶことができます。
①関数解析学をメインにする年はこの後で線形作用素の話に入り、開写像定理、閉グラフ定理などを扱います。Baireのカテゴリー定理についても丁寧に解説していただき、位相空間論の復習にもなります。また、Hahn-Banachの定理は幾何学系、実、複素の3つに分けて説明されます。時間の都合上線形汎関数の話についてはやや駆け足にはなりますが、演習問題も非常に多く出してくださるので意欲を持って取り組めばとても深い理解につながるはずです。
②フーリエ解析では簡単に急減少関数について触れ、急減少関数のフーリエ変換が急減少関数であることのような基本的な定理を扱ったうえで、Plancherelの定理を学びます。Paley-Wienerの定理なども扱っていたと思われますがはっきりとは覚えておりません。
試験については持ち込み可で、ルベーグ積分による順序交換の話や、基本的な定義に基づいて定番の論理展開を書くことができれば単位はもらえますし、前述した演習問題をたくさん解いてしっかり理解を積んでおけば最も良い評定も比較的もらいやすいはずです。
授業を
受けた時期
-
評価
充実
5
楽単
5

(2021/01/28) [3721537]

滝本和広先生の「数理解析学基礎講義A」の授業

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